ノア・ムタ、オーカーンに裏切りの毒霧噴射!共闘で拳王撃破も1日で仲間割れ
「プロレス・ノア」(3日、エディオンアリーナ大阪)
武藤敬司の化身で、来年1月に引退するグレート・ムタが自身最後となる大阪での試合に出場。6人タッグ戦で新日本プロレスのグレート-O-カーンと共闘して勝利したものの、試合後に仲間割れした。
魔界の住人ムタが、新日本の支配者を自称する連合帝国ユナイテッド・エンパイアのオーカーンに呼びかけて“魔界帝国同盟”を結成。武藤の代理人であるNOSAWA論外を加えたトリオで、GHCヘビー級王者の拳王、征矢学、タダスケの金剛トリオを迎撃した。
先発したのはGHCヘビー級王座獲りに興味を示すオーカーンと、怒りをあらわにしながらも受けて立つ構えを見せている同王者の拳王。だが、オーカーンは高笑いし、場外で同王座のベルトを放り投げるなど挑発的な行動を見せただけでムタにタッチした。
ムタは拳王からタッチを受けた征矢と対峙すると、まずは毒霧噴射のデモンストレーション。征矢のタックルを受けて、場外を徘徊し、観客の小型扇風機を奪い取って涼む余裕を見せたが、目立った技を繰り出すことなく論外にタッチした。
その後、ムタは拳王とやり合い、シャイニングウィザード、ドラゴンスクリューを見舞うなど奮闘。オーカーンも拳王に対し玉座、王統流二段蹴りを繰り出し、「靴をなめろ」とほえるなど挑発的な攻撃を展開した。
さらにタダスケを攻め込んだが、拳王が竹刀攻撃でカットに入ってめった打ち。そこにムタが救出に入り、なんと火炎攻撃で拳王を排除。最後はオーカーンがエリミネーターでタダスケを仕留めた。しかし試合後、ムタはオーカーンに裏切りの毒霧を噴射して去っていった。
インタビューブースに現れたオーカーンはのたうち回りながら「痛えー、苦しいー!」ともん絶。「ムター、帝国の支配者の俺を裏切ったな。生きては帰さん。地べたにはいずり回して、愛犬がご主人様の顔をペロペログチョグチョになめるみたいに余の靴をナメさせて、生き恥をさらしてやる。殺してやる」と復讐を誓った。