藤波辰爾、NHKで「マッチョ・ドラゴン」熱唱は「猪木さんとのフルタイムより疲れた」
プロレスラーの藤波辰爾が8日、NHK「1オクターブ上の音楽会」(10日放送)で、自身の持ち歌「マッチョ・ドラゴン」を約37年ぶり熱唱したことについての感想を語った。
この日、都内で開かれた会見で、12月1日に代々木競技場第二体育館で新日本プロレスの棚橋弘至と一騎打ちすることが発表された藤波。本紙が「マッチョ・ドラゴン」の件についてたずねると「それを聞かれたらどう答えようか思っていた」と照れ笑いした。
85年11月発売の「マッチョ・ドラゴン」は自身の入場曲にもしていたが、あまりにも独特な歌唱が今も語りぐさになっており、同番組の予告編で蝶野正洋が「禁句」と語っているほど。藤波は出演のオファーを一度は断ったというものの、「変なものじゃないなと。ちゃんと『マッチョ・ドラゴン』を紹介してくれる」と理解して受諾した。
出演が公表されるとインターネット上で大きな反響が起こった。「NHKさんが我々の思い、ファンの思いを察してくれていたのはさすがと思った。いろんなところで騒がれるのはいいこと。歌ってよかった。NHKで『マッチョ・ドラゴン』が流れるなんて夢にも思わなかった」と満足げに話した。
37年ぶりの歌唱とあって収録はなんと5時間超。「猪木さんとの60分フルタイムより疲れた」と、その苦労を88年8月8日に60分時間切れ引き分けの大熱戦を演じたアントニオ猪木との伝説の一戦になぞらえて表現した。
歌唱の自己採点については「それ聞く?」と赤面。それでも、「精いっぱい歌いました。自分の中ではベストを尽くしたので100点満点」と胸を張った。