ボクシングの帝拳ジムは１４日、都内で会見を開き、ＷＢＡ世界ライトフライ級スーパー王者の京口紘人（２８）＝ワタナベ＝とＷＢＣ同級王者の寺地拳四朗（３０）＝ＢＭＢ＝の２団体王座統一戦、ＷＢＯ世界ライトフライ級王者ジョナタン・ゴンザレス（３１）＝プエルトリコ＝に同級２位の岩田翔吉（２６）＝帝拳＝が挑戦する同タイトルマッチなどを１１月１日にさいたまスーパーアリーナで開催することを発表した。

　京口はＩＢＦ世界ミニマム級王座を２度防衛後に返上、ＷＢＡ世界ライトフライ級王座を４度防衛中。拳四朗はＷＢＣ同級王座を８度防衛するも矢吹正道（緑）奪われ、再戦で返り咲いて今回が初防衛戦。今回の対戦は双方が希望していたもので、日本人同士の２団体王座統一戦は１２年６月のＷＢＡ世界ミニマム級王者・井岡一翔－ＷＢＣ同級王者・八重樫東戦以来。両者はアマチュア時代に４度対戦して拳四朗の３勝１敗。両者がプロとなった１８年１２月には後楽園ホールでの興行内で３分２回の公開スパーリングを行っている。

　岩田は戦績９勝（６ＫＯ）。現在は日本、ＯＰＢＦ東洋太平洋、ＷＢＯアジアパシフィックのライトフライ級王座を保持し、これが世界初挑戦。相手のゴンザレスは戦績２６勝（１４ＫＯ）３敗１分で２度目の防衛戦。

　また、サポーティングカードとして、２階級制覇を狙うＷＢＯ世界フライ級王者の中谷潤人（２４）＝Ｍ・Ｔ＝がＷＢＯ世界スーパーフライ級３位フランシスコ・ロドリゲス・ジュニア（２９）＝メキシコ＝とノンタイトル１０回戦、ＷＢＯアジアパシフィック・ライト級王者の吉野修一郎（３０）＝三迫＝にＷＢＣ世界同級９位の中谷正義（３３）＝帝拳＝が挑戦することが発表された。