「超ＲＩＺＩＮ／ＲＩＺＩＮ．３８」（２５日、さいたまスーパーアリーナ）

　記者会見が２１日、都内のＳＨＩＢＵＹＡ１０９渋谷店前で公開形式で行われ、ボクシングに準じたルールのエキシビションマッチで対戦する総合格闘家の朝倉未来（３０）＝トライフォース赤坂＝と元ボクシング世界５階級制覇王者フロイド・メイウェザー（４５）＝米国＝、同じくボクシングに準じたエキシビションマッチで対戦する元Ｋ－１の皇治（３３）＝ＴＥＡＭ　ＯＮＥ＝とジジ（４０）＝イラン＝が意気込みを語った。

　ジジは朝倉未来（トライフォース赤坂）とエキシビションマッチで対戦する元ボクシング世界５階級制覇王者フロイド・メイウェザー（米国）のボディーガードを１４年務めている。８月にハワイで行われた記者会見では、メイウェザーとにらみ合った未来を突き飛ばしたことで話題となり、さらには以前に皇治がメイウェザーのお面をかぶって試合のリングに上がったことを批判し、対戦を要求したことで皇治と拳を交えることになった。

　１４日にリモートで行われた会見では激しい舌戦をくり広げた２人。この日はまず、ジジが「今東京に来られてうれしい。こういう機会をくれたＲＩＺＩＮ、俺のボス（メイウェザー）、ボクのファミリー、すべての人たちに感謝している。とにかく楽しみで、当日は楽しい面白い試合をしたい」と挑発なしであいさつした。

　だが、メイウェザーをマルコメくん、ジジを波平呼ばわりしている皇治は「ここでね、路上の伝説（未来）と路チューの伝説（皇治）が並ぶとは思わなかったですね」とまずは冗談を飛ばし、「伝説つながりですね。伝説のマルコメも来てますし、伝説の金魚のフンも来てるし、これはすばらしいなと。張り切って超ＲＩＺＩＮを盛り上げて行こうと思っています」と挑発を交えてあいさつ。そして、写真撮影ではまたもメイウェザーのお面を着用して約３０秒のにらみ合い。隣でメイウェザーが奇声を発してからかう中、皇治は不敵な笑みを浮かべながら中指を立てる挑発的なポーズをも見せ、互いに距離を詰めて一触即発の雰囲気となったところでボディーガードが割って入った。

　その後、皇治はジジにメイウェザーのお面を手渡して、目線をそらそうとするジジをにらみ続けようとし、「アメリカの波平」と呼ぶなど最後まで挑発を続けた。