「超ＲＩＺＩＮ／ＲＩＺＩＮ．３８」（２５日、さいたまスーパーアリーナ）

　元ボクシング５階級制覇王者のフロイド・メイウェザー（４５）＝米国＝が、総合格闘家の朝倉未来（３０）＝トライフォース赤坂＝とボクシングルールに準じたエキシビジョンマッチで対戦。２回終了間際、右ストレート一発でＴＫＯ勝ちし、強さを見せつけた。

　注目の一戦を米英メディアも大きく報道。米スポーツ専門局ＥＳＰＮ電子版は「伝説のボクサーがＭＭＡファイターでユーチューバーのミクル・アサクラを第２ラウンドの最後に強烈な右で沈めた」などと詳報した。

　同サイトは、この日の一戦がメイウェザーにとって引退後、那須川天心戦に続いて日本での２戦目であることを説明し、「報道では２０００万ドル（約２８億６０００万円）のファイトマネーを手にする。リングサイドには長年のライバル、マニー・パッキャオもいた」とも伝えた。

　試合内容については「アサクラはボディを入れた静かな第１ラウンドの後、第２ラウンドではサウスポースタイルからメイウェザーの頭部へ左右のパンチを何発も当てることに成功した」と朝倉の健闘ぶりを記し、「しかし、メイウェザーは強烈なパンチで盛り返した。右のボディから最後は大きな右でフィニッシュし、試合を終わらせた」と続けた。

　英ザ・サン電子版は「２ラウンド目にアサクラが右フックの完璧なカウンターを決めた。しかし、それが終わりの始まりとなり、５０勝無敗のボクシングのアイコンがプレッシャーをかけた。アサクラは右の連打を防ぎきれず、ゴングと同時に倒れた」と詳報。メイウェザーの次戦については「１１月にドバイでユーチューバーのデジ戦を予定している」と伝えた。