アントニオ猪木さん死去 藤波辰爾、師匠の訃報に激しく動揺「気が動転して言葉が見当たらない」

 猪木氏(左)と藤波氏=08年
 藤波辰爾(中央右)のデビュー45周年のお祝いに駆け付けたアントニオ猪木氏(左から3人目)ら=2017年4月
 1979年8月、プロレスのオールスター戦でタッグを組んだジャイアント馬場(右)とアントニオ猪木さん=日本武道館(山内猛氏撮影)
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 元プロレスラーで、元参議院議員の“燃える闘魂”アントニオ猪木(あんとにおいのき、本名・猪木寛至=いのき・かんじ=)さんが1日、死去した。79歳だった。横浜市出身。

 猪木さんとともに新日本プロレスを旗揚げし、名勝負を演じたプロレスラーの藤波辰爾はデイリースポーツの取材に対し、師と仰ぐ猪木さんの訃報について激しく動揺。「気が動転して、言葉が見当たらない…」と言葉を絞り出すと、呼吸を乱しながら「すみません…」と話すのが精いっぱいだった。

 藤波氏と猪木氏の絆は深く、今年3月の新日本50周年旗揚げ記念日大会では闘病で来場がかなわなかった猪木さんを思い、「猪木さんを次回は必ず呼びましょう。1、2、3、ダーッ」と絶叫していた。

 猪木さんは20年7月に19年秋に特定疾患に指定されている難病「心アミロイドーシス」に冒されていることを発表。心臓の機能が障害を受ける病気で、病状が進行すると収縮する能力が落ち、心不全や不整脈が発生する可能性もある大病だった。1日7時40分、心不全により亡くなった。

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