世界王者、E・ジョフレさん死去 ファイティング原田と激闘
1960年代にボクシングの世界王者として「黄金のバンタム」とたたえられ、ファイティング原田と激闘を繰り広げたエデル・ジョフレさんが2日、肺炎による合併症のため、出身地であるブラジルのサンパウロで死去した。86歳。3日、関係者が明らかにした。
4歳でボクシングを始め、アマチュアの成績は148勝2敗。堅い防御と機を見た強打を武器にプロ4年目の60年、バンタム級の世界王者に。65年5月、50戦無敗で迎えた原田戦では一進一退の攻防の末、1-2の判定で敗れ、9度目の防衛に失敗した。翌年の再戦でも屈して一度引退したが、フェザー級で73年に世界2階級制覇を果たした。