元世界王者・宮崎亮 進退懸けて11・27再起戦 亀田大毅会長「不真面目なところがある」

会見に臨んだ近藤冬真(左)と宮崎亮=KWORLD3ジム
 会見に臨んだ(左から)干場悟、近藤冬真、亀田大毅会長、宮崎亮、竹嶋宏心
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 ボクシング元WBA世界ミニマム級王者・宮崎亮(34)=KWORLD3=が3日、大阪市西成区の所属ジムで会見し、11月27日に大阪府豊中市の176BOXで開催する「3150FIGHT SURVIVAL vol.2」で再起戦を行うことを発表した。セミファイナルのスーパーフライ級8回戦で近藤冬真(25)=と対戦する。

 宮崎は8月に元世界3階級王者の亀田興毅ファウンダー(35)が手がける「3150FIGHT vol.3」で世界ランキング復帰を狙ってWBC世界ライトフライ級8位のアサエル・ビリャル(パナマ)と対戦したが、まさかの初回2分43秒TKO負け。引退危機とも見られたが、「3日後には走り始めていた」と出直すことを選んだ。本人はライトフライ級での2階級制覇を目指すことを希望しているが、体重調整にも不安を残すため、試験的に過去最重量のスーパーフライ級での試合に臨む。

 これまでは「3150FIGHT」の看板選手扱いだったが、次回は若手の登竜門としてのイベント「SURVIVAL」への出場となる。試合もメインイベントではなく、セミファイナルに設定された。「試合ができればどこでもいい」と宮崎は気にすることはなかったが、KWORLD3ジムの亀田大毅会長(33)は「やっぱり負けてしまったらこの舞台になる。さらにここで結果が出なかったら、次はない。もうこれは進退を懸けた一戦ですよ」とラストチャンスとなることを明言した。

 会見には対戦相手の近藤も出席。「僕がボクシング始める頃から見ていた選手だったのでリングで拳を交えることができて光栄。でもリングの上では関係ないので尊敬の念を込めて殴り合いをしたい」と金星を誓った。対戦オファーには迷うことなく即決したという。

 大毅会長は以前から宮崎が気を抜くことがあると指摘していた。「前回の試合前にも言ったんですけど、不真面目なところがやっぱり試合に出てしまう。リングの上では本当に練習してきたものが出る。油断せず真剣に練習して頑張ってもらうしかない」と厳しく指導する。

 戦績は宮崎が32戦26勝(16KO)3敗3分け。近藤は17戦8勝(1KO)7敗2分け。

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