ＯＺアカデミーの尾崎魔弓が来年２月１２日、新宿ＦＡＣＥで「Ｒ４５～ババアをなめるなよ！」と銘打った４５歳以上の選手限定による興行を開催する。６日、参加１８選手が発表された。

　尾崎は２００５年１月１０日、横浜赤レンガ倉庫で「３０歳以上＆フリー限定興行」をプロデュースしている。当時３６歳だった尾崎も、今月２８日に５４歳の誕生日を迎えることから今回はＲ３０からＲ４５にハードルを上げた。１８年ぶりの大会は“ババアの底力”を大爆発させる腹積もりだ。当日は昼にＯＺの大会が開催され、Ｒ４５興行は午後５時開始になる。

　前回の興行には１６人が出場。尾崎のほかジャガー横田、ダンプ松本、薮下めぐみ、ＡＫＩＮＯの５人は今回も参加する。しかし現実は厳しく、８人が第二の人生を選択。ライオネス飛鳥、ファング鈴木（ともに０５年）、デビル雅美（０８年）、ＧＡＭＩ（１３年）、ダイナマイト関西、シャーク土屋（ともに１６年）、豊田真奈美、吉田万里子（ともに１７年）の実力者が次々と引退していった。

　今大会にはキャリア４２年の堀田祐美子に井上京子、伊藤薫、渡辺智子が参加。還暦越えのジャガー、ダンプを合わせると全女出身者は６人。ここに尾崎、ドレイク森松、遠藤美月、薮下を加えると５０歳以上が１０人になる。４０代は倉垣翼、永島千佳世、ミス・モンゴル、ＫＡＺＵＫＩ、ＡＫＩＮＯ、山縣優と続き、最年少は４５歳のバンビ。最小キャリアは１８年のチェリーという布陣になる。

　レフェリー＆リングアナもＲ４５で、伊東幸子とＴｏｍｍｙがリングを裁く。リングコールは中村裕之アナと２０年１０月からマイクに挑戦するＤ・関西が担う。

　尾崎は「４５歳以上の人にはみんな声をかけた。体調面、所用で不参加の返答もあったが、１８人が集まった。年齢、キャリアからいけばいつ引退してもおかしくないメンバー。でも４５歳以上だからこそできることもある。ただのお祭りじゃない。リングにかけてきたババアの生きざまを見てほしい」と熱弁。対戦カードは年内に発表の予定だ。