亀田興毅氏の投稿に反響「この場を借りて言いたいことがある」自身のスタンスを改めて強調

 ボクシングイベント「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダー(35)が7日、自身のツイッターを更新。「この場を借りて言いたいことがある。亀田興毅並びに亀田大毅は、他ジムに所属している選手の引き抜き行為は、いかなる理由があろうともやりません」とプロモーターとしての方針を明確にした。「俺に吐いた唾を飲ませないようにこの文章をリツイートして拡散してほしい」とも呼びかけ、反響を呼んでいる。

 興毅ファウンダーはプロモーター業に専念するため、昨年設立したKWORLD3ジム(3150ファイトクラブから改称)の会長を8月に退任。現在は弟の亀田大毅氏(33)が2代目会長に就任している。

 興毅ファウンダーが手がける興行「3150FIGHT」がこれまでの国内ボクシング興行と異なる点は、所属ジムに関わらず、すべての選手に門戸を開いている点だ。国内には約270の協会加盟ジムが存在するが、自主興行を主催できるジムはいくつかの大手ジムに限られる。そのため大手ジム所属選手は試合の機会があっても、資金力のないジム所属選手にはなかなかチャンスが回ってこない。有望選手が育ったのに、大手ジムに移籍していくというケースは多々あった。

 「3150FIGHT」では「プラットホーム構想」として、所属ジムに関係なく好ファイトを見せる選手に試合の場を提供する。ファイトマネーも相場の2倍の金額をチケットではなく現金で払うと確約しているため、出場希望者は殺到しているという。興毅ファウンダーは常々、選手の引き抜きはしないと明言しており、今回の投稿で改めてその方針を強調した。

 一方で「3150FIGHT」では、前日6日に日本スーパーフェザー級6位の奈良井翼(22)=RK蒲田=と専属プロモート契約を締結することを発表した。奈良井は9月17日の「3150FIGHT SURVIVAL vol.1」で日本フェザー級王者の坂晃典(仲里)に挑戦。ダウン応酬の末に6回逆転TKOで敗れた。しかし激闘を演じた試合内容が評価され、専属契約第1号選手となった。奈良井は今後もRK蒲田ジム所属のまま「3150FIGHT」に出場し、チャンスを探ることになる。所属ジムにもメリットのある、専属契約選手を今後も増やしていく考えだ。

 投稿は反響を呼び、リツイートやコメントも続いた。「ぜひぜひ日本ボクシング界の発展に尽力お願いします!」、「引き抜きって良くないことなんだね。強い決意を感じるよ。頑張って」、「このように宣言するってことは、引き抜きを恐れて3150FIGHTへの出場を渋ってる会長が結構多いんだろうな」などとの書き込みも見られた。

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