オカダ・カズチカ 闘魂継承 JONAH撃破で捧げた“猪木ポーズ” 1・4東京Dが追悼大会

 アントニオ猪木
 故アントニオ猪木さんの追悼セレモニーで遺影を持つ坂口相談役(左は田中ケロリングアナ)=両国国技館
 猪木ポーズをとるオカダ・カズチカ
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 「プロレス・新日本」(10日、両国国技館)

 新日本プロレスの創業者で1日に死去したアントニオ猪木さんの追悼セレモニーが行われ、来年1月4日の東京ドーム大会を猪木さんの追悼大会にすることが発表された。オカダ・カズチカは猪木さんの死去に初めて言及して涙。JONAHをレインメーカーで葬ると、“猪木ポーズ”を捧げた。この日、2度目の防衛に成功したIWGP世界ヘビー級王者ジェイ・ホワイトに追悼大会で挑戦することが確定。「元気ですかー!」と絶叫し、闘魂を胸に時代の継承を宣言した。

 追悼セレモニーは猪木さん死去後に開催したロンドン大会で行っているが国内では初。猪木さんの足跡を振り返る映像が流れ、元新日本のリングアナウンサー、田中ケロ氏が東京ドーム大会を追悼興行にすると発表。坂口征二相談役が猪木さんの遺影を持ち、10カウントゴングと黙祷がささげられた。

 取材に応じたオカダは涙があふれた。猪木さんが新日本の経営から離れた後の入門だが、雑誌の企画で対談するなどの接点があり、「悔しかったですね。ビックリしたのが第一」と訃報を知ったときの心境を語った。

 難病と闘う猪木さんの復活を信じて何度も来場を呼びかけたがついに実現せず。「バカヤローってのが最初。見に来てくれよという思いがあったので」と目頭を押さえた。追悼大会へ向け、「猪木さんの名に恥じない戦いをして追悼できたらと思います。向こうで見てくれていると思って、熱い戦いをしたいと思います」と誓った。

 今夏のG1クライマックスを制して東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座に挑戦する権利を保持。試合ではG1で唯一の黒星を喫した体重160キロのJONAHに雪辱した。同王座を防衛したホワイトとリング上で向かい合うと「元気ですかー!」と絶叫。「元気があれば何でもできるって言ってましたけど、10月1日、日本中が元気じゃなくなりましたよ」と悲しんだ。

 そして、「猪木さんが亡くなったことは一つの時代が終わったってことだ。これからの時代、誰が引っ張っていくか、来年の東京ドームで決めようぜ」と呼びかけた。

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