棚橋弘至がアントニオ猪木さん追悼 「同じ一字を受け継いでいる。もっと高みを目指す」
1日に79歳で死去した元プロレスラーで元参院議員のアントニオ猪木(本名猪木寛至)さんの通夜が13日、都内で営まれた。近親者に加え、プロレスラーの藤波辰爾、棚橋弘至、オカダ・カズチカら333人が参列した。
棚橋が取材に応じ、「猪木さんが日本プロレスを旗揚げしていなければ、その後のスターも生まれなかっただろうし、僕もプロレスラーに憧れてプロレスを目指さなかっただろうと考えられる。本当あの、心から最大限の感謝を」と言葉をつむぎながら、思いをはせた。
棚橋は猪木さんから新日本で薫陶を受けた最後の世代といえる。自身の名前の「至」の字は、棚橋の父が猪木さんの大ファンだったことから、本名の寛至から命名されたことを明かし、「僕は生まれながらにしてプロレスラーになることを運命づけられていました。同じ一字を受け継いでるんだったら、もっと精進して、高みを目指して頑張ります」と語った。
来年1月4日には「闘魂よ、永遠に」と題された猪木さんの追悼大会が東京ドームで開催される。棚橋は「新日本にいるレスラーは、みんなもう一度気持ちをしっかり引き締めて。猪木さんの作られた新日本プロレスなんだっていうところに誇りを持って。東京ドームではみんなで精一杯試合して、盛大に見送りたい」と語った。
告別式は14日に行われ、後日にはファンのためのお別れの会を予定している。