真道ゴー 男子プロテストは年内リミット 所属ジムが表明「かなわない時は相談して違った方法を」

 ボクシング元WBC世界女子フライ級王者で性別適合手術と戸籍変更を経て、男性ボクサーとして復帰を目指す真道ゴー(35)=グリーンツダ=について、所属先の本石昌也会長が14日、大阪市内の同ジムで現状を説明した。

 同会長は、日本ボクシングコミッション(JBC)が判断に至っていない中で「返事を待っていたが、こちらが思っているような進行具合ではない」とし、「年内をリミットに考え、かなわない時は相談して違った方法を考える」と話した。その旨はJBCにも伝えたという。

 真道は8月の同ジムの興行内で「ジェンダー規定作成のための事前評価スパーリング」として3分2ラウンドを男性ボクサー相手に行った。同会長によると、JBCは「あのスパーだけでは評価できない」とした上で「前向きに協議を続けている」と説明しているという。

 JBCでは近日中に専門家を交えた諮問委員会を開催する予定だが、その回数については未定で、受験の可否のメドはついていない。同会長は「これ以上長引けば、彼のモチベーションが心配」とし、真道にとって「見通しがつかないのは苦しい」と代弁。「(ジェンダー問題という)社会的に大きな事に取り組んでいるが、これ以上長引けばつぶしてしまう」と懸念を示した。

 同ジムでは12月11日にエディオンアリーナ大阪で興行が予定されており、同会長はそこでのプロテスト開催を目標に掲げている。真道はジムを通じて「年内のプロテスト開催を信じて僕はトレーニングをするだけです、1日でも早いプロテストと、リングに上がれる日を信じて頑張ります」とコメントした。

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