スターダムで“都落ち“したウナギ・サヤカ ディアナでは神取&W井上&女虎に仁王立ち

 「プロレス・ディアナ」(16日、後楽園ホール)

 スターダムの5★STAR GP最終戦(1日・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)を最後に本戦から離脱して“都落ち”したウナギ・サヤカが、単独で他団体へ乗り込み進撃ラッパを鳴らす。この日はディアナの後楽園ホール大会に出陣。同団体には4月に白川未奈とのピンクウナギで出場しており、6カ月ぶりの今回は8人タッグ戦に登場して3児の母である佐藤綾子、PURE-Jの中森華子、JKレスラーのななみと合体。相手はキャリア36年の神取忍、今月10日に34周年を迎えた京子&貴子のダブル井上という大御所にタイガー・クイーンが加わった異色カルテットで、物おじすることなく真っ向勝負を挑んだ。

 先発したウナギは「神取、出てこい」と挑発。あ然とする神取に対して、今度は「京子でいいから」と、ディアナの社長を指名。ロックアップから4人で京子を集中攻撃すると、貴子がスタンガンを手に威嚇。女虎戦士とやり合った後は、貴子にキックを浴び「だれだよ?知らねえよ」と、タンカを切ってエルボー合戦の火花が散った。終盤は8人がもみ合う中で、京子がななみをラリアートで圧殺して16分5秒の戦いに終止符を打った。

 試合後はノーサイドで、神取、貴子、京子がそれぞれウナギと握手。会場は“ウナギ効果”もあって、新型コロナウイルス感染予防対策の席配置で満員の754人の観衆を動員。京子は来年10月8日、後楽園ホールでデビュー35周年大会を開催すると宣言した。

 ウナギはスターダムで後楽園ホールのメインを4回体験しているが、多団体では異例。

 試合後は「自分が生まれる前から戦っていた人たち。神取って、生きているうちに戦えるのかなと思っていた。キャリアと馬力、やばい。タイガー・クイーンもパワフルで強い。めちゃ楽しかった」と、口を弾ませた。

 スターダムが発表したタッグ祭典のチーム編成からはずれた3日に“ぎゃん期”開幕を宣言。傾奇者の本領発揮を目指して独自行動にカジを切った。7日にJTOの王子大会でAoiと対戦して勝利。その場で第4代クイーン・オブ・JTOの稲葉ともかにケンカを売り、11・4後楽園ホールでのシングル対決が決定。14日にはマーベラスの大阪・アゼリア大正大会に乗り込み、25日の新木場大会で宝山愛と一騎打ちを行うことも決まった。

 マーベラスの2冠王・彩羽匠をターゲットに定め「ベルトにたどりつく」と、タイトル戦の実現を誓った。また、この日タッグを組んだ佐藤の保持するWWWDシングル王座にも興味を示した。試合後の「ウナギ売店」はファンの長蛇の列ができた。ファンの支援も実感し「テッペンを取りたい。すべてにかみつく。やりたいことができるウナギになりたい」と、新たな野望を膨らませる。

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