矢地祐介 相手のダーティー攻撃に驚き「ここまでしてくるか」「紳士で優しそうな顔して」
「RIZIN.39」(23日、マリンメッセ福岡)
MMAルール71キロ契約5分3回戦で矢地祐介(32)=フリー=がボクシングとMMAの二刀流ファイターでRIZIN初参戦のボイド・アレン(33)=南アフリカ=に判定勝ちした。1回から3回まですべてテークダウンに成功し、サイドポジションで攻めあぐむ時間が長かったものの、終始優位に試合を進めて押し切った。
直近10試合で3勝7敗、2連敗中と低迷していた矢地は、見せ場を作れなかったものの復活の白星に満足顔。「よかったです。やりたいことやれたんで。勝ちにこだわりすぎたところがありますけど、テーマとして掲げていた、自分の攻撃で、自分で試合を作っていくのができてよかった」と振り返った。
サイドポジションでの膠着(こうちゃく)状態が長かったことには「あの場面は相手の番だった。俺は勝ちにいってる。変な話、サイドポジションを取り続けたら勝てるので、あくまでも相手が何もしてこないので何も起きなかった。相手が悪いと思う」と説明。相手に印象については「外国人選手はダーティーなことをとてもやってくる。あんだけ紳士で優しそうな顔してても、髪の毛つかんできたり、後頭部に肘打ってきたり、ロープもつかんだり、ここまでしてくるか、と思いましたね。用意していたにもかかわらず、予想外だった」と驚いていた。
今後はについては「初参戦のミチキョー(未知の強豪)でもいい。いろんな選手と戦って、強豪と戦って自分のスキルをどんどん試していきたい」と、かねてから口にしている外国勢との戦いを希望。負傷もなかったことで大みそか大会の参戦も熱望し、RIZINと友好関係にある米国の有力団体ベラトールの選手との対戦にも興味を示した。