牛久絢太郎 一本負けで王座陥落「やっちゃいけないことやった」クレベルの「圧感じた」
「RIZIN.39」(23日、マリンメッセ福岡)
RIZINフェザー級タイトルマッチ5分3回戦が行われ、王者の牛久絢太郎(27)=K-Clann=は挑戦者クレベル・コイケ(33)=ブラジル=に2回、三角絞めで一本負けし、2度目の防衛に失敗した。
牛久は1回と2回とも組み付かれ、“蟻地獄”と呼ばれるクレベル得意の寝技に持ち込まれ、最後は下からの三角絞めにタップ。試合後のインタビューでは「やっちゃいけないことをやってしまった。1ラウンド目に左フックを出してしまったんですけど、左フックを出すと組まれてしまうので、出さない作戦をやってきたんですけど、やってしまったのが悔しい」と、1回に左フックをかわされて組み付かれた場面を敗因の一つに挙げた。
「相手もすごく冷静で、僕が左フックを出す距離に入ってきた。待っていたところに僕がまんまと出してしまった感じですね」と分析し、最後の三角絞めで捕らえられた場面は「クレベル選手という圧を感じていたんじゃないかと、今冷静に思うと感じる」と振り返った。
クレベルについては「強かったですね」の一言。今後については「一回、ちょっと冷静になって、話をして決めたいですね。簡単には言えない」と話すにとどめた。