亀田興毅氏×ランダエタ氏 かつての宿敵が対談 “疑惑の判定”についても振り返る

 マスボクシングを行う亀田興毅ファウンダー(左)とフアン・ランダエタ氏(亀田プロモーション提供)
 マスボクシングを行うフアン・ランダエタ氏(左)と亀田興毅ファウンダー(亀田プロモーション提供)
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 ボクシング元世界3階級王者で「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダー(35)が23日、ユーチューブチャンネル「亀田興毅×亀田大毅の3150チャンネル」を更新。現役時代に2度対戦した元WBA世界ミニマム級暫定王者のフアン・ランダエタ氏(44)と対談した。かつての宿敵と2度の世界戦を振り返り、最後には「再戦する?」とリングに上がってマススパーリングを行った。

 ランダエタ氏は今年8月に来日し、元世界2階級王者の亀田大毅氏(33)が会長を務めるKWORLD3ジム(大阪市西成区)のトレーナーを務めている。興毅ファウンダーが手がける「3150FIGHT」のリングで活躍できるような選手の育成に励んでおり、二人は現在、共闘関係にある。

 興毅ファウンダーとランダエタ氏は2006年に2度対戦。特に話題となったのが初戦で、8月2日に横浜アリーナでのWBA世界ライトフライ級王座決定戦として行われた。空位の王座を争った一戦では、興毅ファウンダーは初回にランダエタ氏の右フックを浴びて痛烈なダウンを喫した。そこをしのぐと、中盤での反撃もあり、2-1の僅差判定で自身初の世界王座を獲得した。

 TBSで生中継されたこの試合は関東地区で平均視聴率42・4%(ビデオリサーチ調べ)をたたき出した。一方では“疑惑の判定”ではないかとの声も上がり、大論争を巻き起こした。12月20日に有明コロシアムでダイレクトリマッチが組まれるが、そこではアウトボクシングに徹した興毅ファウンダーが完封し、3-0判定で初防衛に成功している。

 興毅ファウンダーに初戦の判定について聞かれたランダエタ氏は、自身は下された判定について、勝利であっても、敗戦であっても受け入れるスタンスであることを示しながらも、「でもあの日は勝ったかなと思った」と正直な思いを口にした。他にもこの2試合でのファイトマネーの金額や日本から届いた激励のメール数なども明かしている。

 興毅ファウンダーは同日、自身のツイッターを更新。「初の世界戦とダイレクトリマッチで闘ったランダエタと、YouTube企画でマススパーをやらされた。ランダエタはKWORLD3のトレーナー。昨日の敵は今日の友。左眼がほとんど見えてない状態の俺やけど中々キレてるやろ?笑」とつぶやいた。かつての宿敵との思い出を懐かしみながらも、現役時代の激闘の代償として左目が見えていないという衝撃の事実も明かしている。

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