宮崎有妃が35人バトル制圧!WAVEの11・6後楽園で志田光のレジーナ王座に挑戦

 「プロレス・WAVE」(24日、後楽園ホール)

 WAVEはこの日、ワンマッチ興行として志田光(34)が保持するレジーナ王座への挑戦権を争う35人のバトルロイヤルを開催。52分58秒のサバイバル闘争は、9番目に登場した宮崎有妃(43=WAVE)が粘り腰を発揮し、34番目の世羅りさ(30=プロミネンス)をデスバレーボムで撃破して挑戦権を獲得した。11・6後楽園ホール大会では、第19代王者の志田が宮崎の挑戦を受けて2度目の防衛戦を行う。

 35人バトルは桜花由美ら4人のWAVE勢を中心にJUST TAP OUT(4人)、PURE-J(3人)、LLPW-X、ディアナ、琉球ドラゴン、2AW、柳ケ瀬、ショーンキャプチャーの9団体のほかプロミネンス(3人)、COLOR‘S(3人)のユニットとフリーの精鋭が競演した。

 トップバッターは初陣から1年4カ月という最短キャリアのAoiで、ラスト35番目は最年長50歳11カ月でキャリアも最長30年2カ月の遠藤美月がシークレット選手として出陣した。WAVE出身でフリーの朱崇花もシークレットとして25番目に出場。最年少20歳1カ月で前レジーナ王者の鈴季すずは19番目に登場した。

 松本都、SAKI、優宇、米山香織、倉垣翼、梅咲遥、桜花、旧姓・広田さくら、すずらの28人が脱落したところでリング調整のため休憩。残った7人で再開されると笹村あやめ、青木いつ希、高瀬みゆき、網倉理奈が敗退し、最後は宮崎、世羅、朱崇花の3人に絞られた。

 宮崎は碁盤を持ち出してデスバレーを狙うが、世羅は逆に碁盤上にバックドロップを浴びせた。朱崇花はロープに飛ばされてトップロープに跳び乗ったが、転落して自爆のOTR敗退。宮崎と世羅の一騎打ちとなり、世羅が羅紗鋏から急降下ダブルニードロップをさく裂。だが反撃に出た宮崎は、デスバレーボム2連発を放って3カウントを奪った。

 挑戦権を獲得した宮崎は「出番が早かったので、ダメかと思った。でもうまく勝ち残れた。このバトルはただの通過点で、志田戦も通過点。野崎が復帰するときは、私がベルトを持って彼女の前に立ちたい」と、左膝前十字じん帯断裂で7月にベルトの返上を余儀なくされた野崎渚の心中をおもんぱかった。

 レジーナ王座は水波綾、彩羽匠、野崎と3人の王者に挑戦しながら戴冠はお預けのままだ。しかし今回の志田戦には「AEWのスーパースターでも、私にとってはただの後輩です」と、闘志を燃やす。リハビリ中の野崎もようやく松葉ヅエから解放され、この日は本部席から宮崎の勇姿を見守った。エースの復活はまだまだ先の話だが、宮崎のベルト奪取にかける意気込みはなみなみならぬものだ。

 後楽園ホールのワンマッチ興行は、1987年1月14日に藤波辰巳と木村健悟が一騎打ち。藤波が17分12秒、逆片エビ固めで凱歌を上げた遺恨清算マッチは2200人の観衆を動員。2013年12月30日にはGAMI(二上美紀子)の引退興行(観衆1610人)で77人バトルロイヤルを敢行。1時間39分27秒のロング決戦は、GAMIが桜花に首固めを決めて決着をつけた。

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