京口、ロマゴンのようになる!拳四朗との統一戦へ大物プロモーターのハーン氏が激励

 寺地拳四朗との対戦を前に練習を公開した京口紘人(撮影・西岡正)
 ミット打ちで鋭いパンチを放つ京口紘人(撮影・西岡正)
 ミット打ちで汗を流す京口紘人(撮影・西岡正)
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 「ボクシング・WBA・WBCライトフライ級王座統一戦」(11月1日、さいたまスーパーアリーナ)

 WBC王者の寺地拳四朗(30)=BMB=と対戦するWBAスーパー王者の京口紘人(28)=ワタナベ=が26日、都内で公開練習を行った。

 この日は1時間以上、シャドー、サンドバッグ打ち、ミット打ちなどで入念に調整。陣営の拍手に鼓舞されて、パワフルなパンチをサンドバッグに連打するなど、仕上がりの良さを感じさせた。

 減量は残り約2キロで、「しっかり食べて調整できているので順調だと思います。今のところいつも通り」と調子について語った京口。前々戦の米国、前戦のメキシコと同じく、今回も24日からスタッフとともに一軒家に泊まり込んで、練習だけでなく食事、洗濯、掃除などのサポートも受けており、「全部陣営に任せられる環境を作っていただいているので、本当にストレスがない。試合に向けて集中できる環境を作っていただいている」と効果を実感している。

 この一戦を「今までのキャリアで一番大きな試合」と位置づけ、拳四朗を「僕の中では一番強い相手じゃないですかね。それは素直に認めている」と評価。勝ち筋が見えたかと問われると「僕はあんまり勝ち筋が見えたからどうこうというタイプもない。毎試合思うことですけど、やって来たことが結果につながると思っている」と返答するにとどめた。小口忠寛トレーナーは「ゴングなってみないと出方は分からない。じゃあ、相手がどう出て来るか。そこの対応能力は、京口はすばらしいものがあるから、トレーナー陣も冷静な判断で指示していきたい。僕は信じています、京口の爆発力を。相手の出方によっての京口の対応、そこがキーポイントとになる」と戦いをイメージした。

 この日は契約する英国の世界的プロモーター、マッチルームスポーツのエディー・ハーン会長からビデオメッセージが到着。元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の名も出して「京口の試合は見る価値がある。彼はパウンドフォーパウンドでもトップの選手。本当にこの試合は今年の中でもすごい試合の一つ。京口の統一戦は軽量級のみならずボクシング史でもすごい試合」と期待する内容だった。

 これを見た京口は、「チョコラティート(ゴンサレスのニックネーム)という名前も出ていたんですけど、そういった選手にならないと、という思いが強くなりました。チョコラティートのような選手になって欲しいというのは(前々戦の)アメリカの時から言われていたのでうれしいですね」と意気に感じていた。

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