「ボクシング・ＷＢＡ・ＷＢＣ世界ライトフライ級王座統一戦」（１日、さいたまスーパーアリーナ）

　メインイベントのＷＢＡ・ＷＢＣ世界ライトフライ級王座統一戦は、ＷＢＣ世界同級王者・寺地拳四朗（３０）＝ＢＭＢ＝が７回２分３６秒ＴＫＯでＷＢＡ世界同級スーパー王者・京口紘人（２８）＝ワタナベ＝を沈め、王座を統一した。試合後はベルトを２本持って会見に臨んだが、「ベルトが増えるって実感はそこまでガツンとない。まだフワフワしている感じはあるが、時間がたつにつれて実感が湧くのかな」と夢見心地で笑った。

　京口との激闘については「序盤はいい感じで攻めれて、ちょっと途中にダメージ与えてから焦って倒しにいきすぎたが、そこから冷静にいけた。焦らずに練習通りの動きで動けたのではないかと。（相手は）タフでしたね」と振り返り、日本人同士の世界王者対決を制したことには「自信にすごくなる。まだまだ強くなれるかなと思います」と胸を張った。

　プロ初黒星をつけた好敵手に対しては、「僕も１度負けて自信を取り戻した。京口選手は強い選手なので、まだ伸びると思うし、またどこかで、いずれはい上がってきてほしい」とエールを送った。