拳四朗 王座統一でモテモテ!群がる女性会員が美肌にタッチ「赤ちゃんみたい」激闘一夜

 統一戦から一夜明け、一般会員の女性たちに祝福される寺地拳四朗(中央)=撮影・伊藤笙子
 本紙を見て「試合中こんな顔してたんや~」と振り返る寺地拳四朗(撮影・伊藤笙子)
 統一戦から一夜明け、父・寺地永BMBジム会長(左)からねぎらいの言葉をかけられる寺地拳四朗(撮影・伊藤笙子)
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 ボクシングのWBA世界ライトフライ級王者の京口紘人(28)=ワタナベ=を破ってWBC同級王座との統一を果たした寺地拳四朗(30)=BMB=が2日、練習拠点である都内の三迫ジムで一夜明け会見を開き、WBO同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)との3団体統一戦実現を熱望した。

 「まだ寝られていない」と言うものの、2本のベルトを手にして元気そうな表情で現れた拳四朗。アマチュア時代に4度戦って3勝1敗のライバル京口の猛反撃に捕まる場面があったものの、左ジャブで距離を支配する得意の戦いで2度のダウンを奪う7回TKOの完勝に「ホッとしているのが大きい」と安どの表情を浮かべた。

 試合後には同じ興行で岩田翔吉(帝拳)の挑戦を退けたゴンザレスと廊下でばったり会い、英語で「ネクストイヤー(来年)、スリーベルト(3本のベルト)」などと3団体統一戦を誓い合ったといい、今後について「そこが実現すればうれしい」と希望。4団体統一にも意欲を見せているが、「トントンと行けるならという感じ。それは実現するかは僕には分からない」とも感じており、フライ級転向の可能性も「ゼロではない」と話した。父である所属ジムの永会長は「ライトフライ級の調整は大変。早くフライ級でさせたい」と考えており、ゴンサレス戦について「来年の夏ぐらいまでにできれば」との見通しを示した。

 また、今回の試合は南北アメリカや欧州など広く海外に中継されたことで知名度上昇にもつながったと考えられる。拳四朗は海外での試合も「呼んでいただけるならぜひやりたい」と興味を示した。

 今回の試合の前、拳四朗を指導する加藤健太トレーナーは、京口には「致命的な弱点がある」と指摘していた。それは何だったのかを問われると、04年に大橋ジムの大橋秀行会長が、教え子の川島勝重がWBC世界スーパーフライ級王者の徳山昌守に挑戦した際に同じことを言って勝利したのを再現したといい、「自分なりに楽しんで駆け引きをした。気づいていた人もいると思う。なので、弱点とかはないです」と明かした。

 拳四朗は、年内は温泉か海外に行くなどしてリフレッシュする予定。また、スポンサーから勝利すれば自動車のプレゼントを約束されており、レクサスを候補にしているという。

 会見を終えて引き上げる際には、10人ほどのジムの女性会員に囲まれ、写真撮影やサインを求められただけでなく、自慢の美肌を触られて「赤ちゃんみたい」と言われるなど、モテモテだった。

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