「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ６」（３日、都内某所）

　総合格闘家の朝倉未来がプロデューサーを務める１分１ラウンドで争う格闘技イベントの前日会見が２日、都内で行われた。

　同イベントは出場選手が試合に至るまでに乱闘に発展することも珍しくない挑発や自己主張を繰り広げる過激さで知られるが、今回はついに乱闘で流血の惨事が起こった。

　ライト級ワンマッチで対戦する、元プロボクサーで借金４０００万円のユーチューバーというアドリブまさおと“会津のケンカ屋”久保田覚がマイクを握ったとき。まずは、オーディションからひょうひょうとした態度を見せ続けているまさおが「僕が指名するキャバ嬢と覚さんが指名するキャバ嬢、かぶってませんか」と問い掛け、「キャバクラ行ったことない」という久保田を困惑させた。

　まさおは「行ったことないってウソだと思う。ウソつくのやめてください」といい、「ふざけんじゃねえよ」と声を荒らげて久保田に詰め寄ると、なんとほおにキス。久保田は「いまだにスイッチが入らない。相手がこんなんなんで」とあきれ顔で、発光するアイテムを全身にちりばめた久保田を指さし、「さすがに、あんなんに負けたら地元の会津に帰ります」と宣言した。

　続けて、「うわさで、年少（少年院）に入ってたと聞いたんですけど」と問い掛けると、まさおは「否定しません」と返答。さらに、久保田が「俺も入ってたからさ、お前はいつまでそんな猿芝居してんのかなって。いつまでふざけてんだよ」とたずねると、まさおはひょうひょうと「猿芝居してないのと、僕はケンカとかやりたくなくて、格闘技もやりたくなくて、殴るのも殴られるのも好きじゃないです。びびりの臆病者で弱いです。キャバクラに行きたいがために稼ぎに来てます」と応えた。

　この態度にしびれを切らした久保田は突如座っていたイスを持ってまさおに猛突進し、顔面を強く殴打。この一撃でまさおは左目下を切って大量出血した。付近にいた女性出場者が思わず悲鳴を発する中、まさおは治療のため退場。久保田は険しい表情で無言となった。

　その後、まさおは病院へ。関係者によると、病院で治療を受け、試合は欠場することになった。