新日本 NEVER王座戦中止のヒクレオ 怒りの28秒殺「俺は待ってるぞ、カール」
「プロレス・新日本」(5日、エディオンアリーナ大阪)
ヒクレオが高橋裕二郎をわずか28秒で仕留める圧勝を見せつけ、カール・アンダーソンが保持するNEVER無差別級王座挑戦を猛アピールした。
当初、ヒクレオはアンダーソンに挑戦する予定だったが、アンダーソンがこの日のWWEサウジアラビア大会に出場することが決まり、ダブルブッキングを新日本の責任として来日を拒否。試合は中止となり、ヒクレオは対戦を要求してきた元同王者の高橋裕二郎と対戦することになった。新日本はアンダーソンに王座返上を要求したが、ヒクレオはアンダーソンへの挑戦にこだわって反対の意を示し、アンダーソンは王座を保持したままとなっている。
試合は、ヒクレオが奇襲を仕掛けたが、裕二郎のセコンドSHOに背後からタックルされ、2人がかりの猛攻撃を浴びてしまう。しかし、身長2メートル3センチの巨体とパワーを生かして反撃に転じ、SHOを排除したところでようやく試合開始のゴング。怒りの形相で裕二郎を豪快なパワースラムでマットにたたきつけると、チョークスラムをたたみ掛けて一気に勝負を決めた。
ヒクレオはインタビューで「アンダーソン、俺にこんなマネをさせやがって。お前はリングの中でも外でも自分のケツをまともに拭けないのか。ダブルブッキングだって?お前はビビって、俺から逃げ回っている」と王者を挑発。「あとはお前次第だ。俺は待ってるぞ。今日は古い友人の1人を倒した。残るはお前次第だ、カール」と対戦を迫った。