新日本 連合帝国に宮根誠司氏加入もタッグ奪回ならず 大物王者FTR実力見せつける
「プロレス・新日本」(5日、エディオンアリーナ大阪)
IWGPタッグ選手権試合が行われ、AEWの王者組キャッシュ・ウィーラーとダックス・ハーウッドの“FTR”がグレート‐O‐カーンとジェフ・コブのユナイテッド・エンパイア(連合帝国)コンビの挑戦を退けて2度目の防衛に成功した。
FTRとしては日本初登場の王者組はWWE、AEWとメジャー団体で王座を獲得したタッグの大物で、6月に米国で行われた新日本とAEWの合同興行での3WAY戦でコブ、オーカーン組から王座を奪ってこれが2度目の防衛戦。連合帝国には人気アナウンサーの宮根誠司氏が新たな同盟者として加入し、コブ、オーカーンとともに入場。リング上でふてぶてしい表情で連合帝国のポーズを決め、セコンドを務めた。
試合は王者組がパワフルでスピーディーな動きと連係のよさを見せて、序盤は優位に試合を展開。連合帝国はコブのパワー殺法とオーカーンのラフファイトで反撃し、ハーウッドを長時間捕まえていたぶった。
しかし、コブはハーウッドのドラゴンスクリューで左ヒザを痛めて動きが落ち、その後はオーカーンが孤立気味に陥る。オーカーンは2人を相手に一歩も引かない大奮闘を見せたが、最後は合体技ビッグリグを見舞われて3カウント。FTRは実績にたがわぬ実力を見せつけた。