「ＲＩＺＩＮ　ＬＡＮＤＭＡＲＫ　４」（６日、ドルフィンズアリーナ）

　Ｋ－１ワールドＧＰウェルター級王者の久保優太（３５）＝ＰＵＲＧＥ　ＴＯＫＹＯ　ＪＡＰＡＮ＝がレスリング出身のプロレスラー奥田啓介（３１）＝フリー＝に１回４分４３秒ＴＫＯ勝ちし、２１年大みそかの前戦で格闘家でユーチューバーのシバターに敗れてからの再起を果たすとともに、ＲＩＺＩＮ３戦目で初勝利を挙げた。

　戦いはローキックでの探り合いから奥田が組み付いて金網に押し込んだものの、寝技に引き込もうとした際に久保に上に乗られるミスを犯してしまう。奥田は体を密着させて防御するが、久保は隙間に腕を通して肘打ちを連打。奥田のロックが緩んでくるとさらに肘打ちと鉄槌の雨を長時間降らせ、レフェリーのストップを呼んだ。

　シバターに敗れた後、シバターと申し合わせをしていた音声やＬＩＮＥのやり取りを公開する“八百長騒動”を起こした久保。今年２月にはサラさんと離婚し、そして、サラさんは１０月に長男を出産した。久保はサラさんとは婚姻関係はないもののパートナーとしての関係を続けている。

　この日は目の前で観戦したサラさんも大喜び。“みそぎ”の勝利でパートナーと長男に勝利をプレゼントした久保はマイクを持つと、「僕は去年大みそかに大炎上するような不祥事を起こしてしまって、進退を考えるつもりだったんですけど、実は陰でコソコソ練習してＢＲＡＶＥ（ジムの）宮田（和幸）代表にはＳＮＳに載っけないで欲しいと言ったりした」と明かした。

　続けて、「Ｋ－１チャンピオンとして、ＲＩＺＩＮの舞台に来たんですけど全然勝てなくて、ＭＭＡの難しさを痛感でいて、人生ってこんなにも大変なんだなって。これを支えてくれたみなさんとサラちゃんに感謝の気持ちを述べたいと思ってて、本当にありがとございます」と周囲に支えに感謝。最後は「これが僕の本当の再出発、リスタートだと思います。ここから頑張ります」と誓った。