全日本最強タッグ・永田&安斉が前世界タッグ王者を撃破「まさにスーパールーキー」

 本田竜輝(右)にキックを見舞う永田裕志
 本田竜輝(左)を攻める永田裕志
 勝利した永田裕志(左)と安齊勇馬組
3枚

 「プロレス・全日本」(13日、後楽園ホール)

 8組が争う「世界最強タッグ決定リーグ戦」が開幕。公式戦4試合が行われ、新日本プロレスの永田裕志と大型新人の安斉勇馬のコンビが前世界タッグ王者の本田竜輝、芦野祥太郎組を破って白星スタートを決めた。

 レスリング出身の4人の対決は、安斉が序盤はつかまって苦しんだものの、ドロップキック、フロントスープレックス、ダブルアームスープレックスを繰り出すなどしてハッスル。一進一退の熱戦は終盤、永田と本田の一騎打ち状態となり、安斉がカットに入った芦野をミサイルキックで排除するアシストを見せ、最後は永田が本田をナガタロックIIでとらえると、ナガタロック54に移行して仕留めた。

 安斉のデビュー戦の相手も務めた永田は、「お前を若造だとなめ腐っていたんだろうな、前チャンピオンチームは。さすがに強いけど、安斉も簡単にやられるヤツじゃなかった」とパートナーに感心。安斉は「さんざんぶっ壊すとか言っていたけど、勝ったのは俺と永田さんだ。次は大阪でやられた斉藤ブラザーズ。絶対借りは返します」と、10月23日の大阪大会で永田と組んで対戦して敗れたジュンとレイの斉藤兄弟へのリベンジに闘志を燃やした。

 続けて永田は「安斉はただの若手じゃない。まさにスーパールーキーですよ。こいういうスーパールーキーと組んだことが1回ぐらいあったかな。みなさん吸収する能力が高い。彼は幸せですよ。なぜなら、新日本プロレスの永田裕志のそばでいろいろ帝王学を学べるんだから。安斉が死にものぐるいで戦っている姿を見ると、後押ししたくなりますので。まずは1勝。次も勝つぞ」と、安斉の素質を絶賛して2連勝を誓った。

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