プロレスラーが生演奏テーマ曲で続々入場!藤波は「マッチョ・ドラゴン」かからず安堵
日本が誇る実力派ミュージシャンが生演奏するテーマ曲とともにプロレスラーが入場する画期的音楽イベント「新日本プロレス50周年記念 シンニチイズム ミュージックフェス」が17日、代々木第一体育館で行われた。
松崎しげる歌唱がするタイガーマスクの「お前は虎になれ」、中村あゆみが歌唱する鈴木みのるの「風になれ」、元メガデスのギタリスト、マーティ・フリードマンが演奏する棚橋弘至の「HIGH ENERGY」「LOVE&ENERGY」など、プロレスラーとミュージシャンの全40曲の“競演”に観衆は大興奮。日本を代表するギタリスト高中正義は天龍源一郎の「THUNDER STORM」をステージではなく、レスラーと同じくアリーナ中央のリングに上がって演奏し、拍手喝采を浴びた。
演奏の合間にはプロレスラーによるトークも行われた。テーマ曲の一つである「ドラゴン・スープレックス」で入場した藤波辰爾は、自身歌唱の「マッチョ・ドラゴン」もテーマ曲としていたが、あまりにも独特な歌唱で知られており、「『マッチョ・ドラゴン』がかからなくてよかった」と苦笑い。しかし、藤波が9月にNHKの番組で37年ぶりに歌唱したことが話題となり、長州力が「あれは(NHKで)流しちゃダメだよ」と突っ込みを入れて笑いを誘った。
最後は10月1日に死去した新日本プロレスの創始者アントニオ猪木さんのテーマ曲「炎のファイター~INOKI BOM-BA-YE~」をギタリスト渡辺香津美が卓越した技巧で演奏。映像で流された猪木さんのかけ声で、「1、2、3、ダー!」を全ミュージシャン、全レスラー、全観客が大合唱し、イベントを締めくくった。