ムタ、最後の新日で有終星「グッバイ、ニュージャパン」初合体オカダ「戦ってみたかった」

 毒霧を噴射するグレート・ムタ(右)左から矢野通、オカダ・カズチカ
 グレート-O-カーン(左)に毒霧を噴射するグレート・ムタ
 試合に勝利した左からグレート・ムタ、オカダ・カズチカ、矢野通
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 「プロレス・新日本&スターダム合同興行」(20日、有明アリーナ)

 男子最大手の新日本と女子最大手のスターダムによる史上初の合同興行が7102人の観衆を集めて行われ、来年2月に引退する武藤敬司の化身グレート・ムタが最後の新日本マット参戦で新日本の顔オカダ・カズチカと初合体し、白星で締めた。

 新日本でデビューし、全日本、WRESTLE-1を経て現在はノアで活動した武藤の化身ムタは9月にノア大阪大会でグレート‐O‐カーンと共闘するも、最後に裏切りの毒霧を噴射。さらに、10月26日の新日本・後楽園ホール大会にも突如現れるとオーカーンを毒霧で急襲し、矢野通の勝利をアシストし、オーカーンとの遺恨が深まっていた。

 ムタはオカダ、矢野と組んで、オーカーン、ジェフ・コブ、アーロン・ヘナーレのユナイテッド・エンパイア軍と激突。ムタは開始直後の毒霧噴射をオーカーンにかわされてグラウンドで攻められたが、場外戦で逆襲し、フラッシングエルボーも見舞った。

 さらには低空飛行のドロップキック、ドラゴンスクリュー、シャイニングウィザードも繰り出すなどハッスル。終盤にはコブに羽交い絞めにされてオーカンに毒霧を噴射される危機に陥るも、寸前でかわして誤爆を誘った。そして、最後はヘナーレにシャイニングウィザードを見舞い、オカダがレインメーカーで仕留めるのをアシストした。

 試合後、ムタは自らオカダに握手を求めるも応じず、天に向かって毒霧を噴射。インタビューで「バイバイ、矢野、バイバイ、オカダ、バイバイ、オーカーン、グッバイ、ニュージャパン」と新日本との別れの言葉を残して去っていった。

 そして、ムタの新日本ラストマッチを白星で飾ったオカダは「いいですね、歴史に触れられたというか。グレート・ムタの分も背負って、新日本プロレスを盛り上げて行きたいと思います」と決意新た。「戦ってみたいとも思いました。でもね、戦わないで終わってみんなに想像してもらうのも一つのプロレスの楽しみ方じゃないかなと思うので、いろいろ想像してください、この続きを」と対戦への興味も口にし、「本当にグレート・ムタの存在感はすばらしかったですね」と感心していた。

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