亀田興行は「ヌルい」ワタナベジム深町マネが実行委員長に就任 オーディション開催へ
元世界3階級王者でボクシングイベント「3150FIGHT」の亀田興毅ファウンダー(36)が21日、大阪市西成区のKWORLD3ジムで会見を開き、若手選手主体のセカンドブランド「3150FIGHT SURVIVAL」の拡充のため、ワタナベジムの深町信治マネジャー(42)を同興行の実行委員長に任命したことを発表した。同席した深町マネジャーは来年4月に開催予定の「3150FIGHT SURVIVAL vol.4」の出場選手をオーディションで選考することを発表。オーディションの模様はユーチューブ番組「リングにかけろ!」として来年1月から定期配信される。
相場の倍額のファイトマネーを現金払い、ABEMAで生中継など話題を呼ぶ「3150FIGHT」には参加希望選手が増え続けている。多忙を極める興毅ファウンダーだけでは手が回らなくなってきており、深町マネジャーに話を持ちかけた。ワタナベジム・渡辺均会長の了承も得たことで就任が決まった。「名門中の名門で大活躍されていて、ボクシングのこともすごく詳しい深町さんにお願いした」と興毅ファウンダーは説明した。
サングラス姿で登場した深町実行委員長は就任に当たり、過去の「SURVIVAL」をチェックしたという。「一言で言ったらヌルい。出ている選手がこのようなマッチメイクを続けて上に行く姿を見てもらえるのかというと、私自身もうあきている。これからは本物の時代ですよ」と言いたい放題で指摘した。
この発言には、居合わせたヒロキングらKWORLD3ジムの出場選手が激高。「いきなり来て何なんですか。何が本物や。やくみつるのバッタもんみたいなおっさんが」と激しく反発した。「彼らは亀田という名前の中でしか生きられない」と冷ややかな視線を送った深町実行委員長はオーディションで選ばれた選手とKWORLD3勢との対抗戦を提案。興毅ファウンダーも了承し、4月興行で対抗戦を実施することが決まった。
オーディションへの参加資格はプロボクサーライセンスを所持しており、所属ジムの会長から参加許可を得た選手。「リングにかけろ!」のインスタグラムアカウント(@ringnikakero.boxing)から12月5日まで応募を受け付ける。動画投稿で1次選考を行い、通過者には深町実行委員長らが2次選考を行う。「4月にSURVIVALに出て3戦後ぐらいに世界戦ができる可能性もある」と興毅ファウンダーは意欲ある選手の応募に期待した。