舞華が背負い投げ、大腰、片羽絞めの三重奏!柔道ジャケットマッチで貫録の一本勝ち!
「プロレス・スターダム」(26日、とどろきアリーナ)
SHOW CASE第3弾大会はスターダム初の柔道ジャケットマッチが行われ、青の道着に身を包んだ舞華(DDM)、岩谷麻優、羽南(ともにSTARS)の連合軍が、林下詩美、妃南(ともにQQ)、MIRAI(God‘Eey)の白トリオを撃破した。
小4から柔道を始めて2段の舞華は、高卒後は実業団で全国大会出場の実績がある。岩谷は小1から6年生まで柔道教室に通ったそうでオレンジ帯の4級。羽南は茶帯の1級。一方の林下は初段。格闘プリンセスのMIRAIも2段の腕前で、妃南は1級だ。
柔道経験のある6人が対峙した試合は、投げたら1ポイントの5ポイント先取または関節・絞め技が決まれば一本のルールで白熱戦が繰り広げられた。先陣を務めたのは舞華と林下で、ゴング直後から緊迫ムードに包まれた。スターダムのロゴ入りの特注道着で武装した舞華は背負い投げ、大腰を決めていきなり2ポイントを先取。林下も負けじと払い腰を繰り出してお返しした。
へっぺり腰の岩谷はMIRAIに足払いを許して失点。羽南も妹の妃南に内股、さらに林下にも袖釣り込み腰で投げられて2-4の窮地に追い込まれた。しかし奮起した羽南が妃南に豪快な大外刈りを決め、岩谷も背負い投げでMIRAIにリベンジ。4-4となったところで舞華が9分21秒、妃南を片羽絞めに捕獲して一本勝ちを決めた。
勝者チームにはスターダム認定の黒帯が贈呈され、岩谷と羽南はうれしい昇格。「勝つのは当然の結果」と胸を張る舞華に対し、試合で迷走した岩谷は「柔道はもうやりたくない」と、ジャケットマッチからの撤退を訴えた。
この日はエニウエアフォール4WAYバトルが行われ、サッカーのW杯にならってコグマがサムラブルーの日本代表ユニホーム姿で登場。AZMにドイツ代表、スターライト・キッドにコスタリカ代表、ラム会長にはスペイン代表のユニホームを着させてEグループのツバぜり合いをリングに再現。
会場にはゴールとキーパーの巨大ゴム人形も設置され、ボールを持ち出してシュートも競演。最後はコグマがAZMを横入り式エビ固めに仕留めた。スターダム・カップを制したコグマは「サッカーは疲れた。次は野球にしたい」と、来年3月に東京ラウンドが開幕するWBCを見据えた。