こめお、アウトサイダー高垣との“負け犬対決”再々延長戦制す 「10人ニキの気持ち分かった」
「BreakingDown6・5」(4日、都内)
総合格闘家の朝倉未来がプロデューサーを務める1分1ラウンドで争う格闘技イベント第6回大会のスピンオフ大会が行われ、“戦う料理人”こめおがジ・アウトサイダー出身の高垣勇二を再々延長にもつれ込む大熱戦の末に判定で勝利した。
常連のこめおは第6回大会で行われたブレイキングダウンとジ・アウトサイダーの対抗戦で黒石広大に延長にもつれ込む熱戦を繰り広げたものの、残り10秒で右ハイキックを浴びて悔しいKO負けを喫した。高垣も同じ対抗戦で山川そうきに判定で敗れた。両者は第6回大会のオーディションでつかみ合いの乱闘を演じている。
“負け犬対決”と名付けられた互いにリベンジをかけた戦いは序盤は打ち合いとなったものの、ブレイクからは距離を取り、こめおが高垣のパンチを見切って右フック、左ストレートをヒットさせた。しかし、終盤には高垣の右ストレートもこめおの顔面を捕らえ、延長戦にもつれ込んだ。
延長戦は打ち合いとなったがまたもドロー。再延長も互いに決定打を欠き再々延長へ。互いにスタミナを消耗する中、高垣は前に出て連打を繰り出すが、こめおは冷静に見切ってワンツー、ヒザ蹴りなどをたたき込み、有効打で上回ったこめおに軍配が上がった。
再起に成功したこめおは「10人ニキの気持ちが分かりました」と、第6回大会で青汁王子こと三崎優太と8ラウンドの死闘を繰り広げた10人ニキの名を出して延長戦の過酷さを表現。再起へ毎日飲んでいた酒も絶って猛練習に励んでおり、「マジで疲れるけど、この一戦にかけてて、(未来の弟)海君のところでキツい練習を積み重ねて、こういう結果が得られたと思います。これからも積み重ねて、ブレイキングダウンの顔としてこの舞台で暴れられるよう頑張って行くんで応援よろしくお願いします」と喜びを語った。