レジーナ王者・志田光がAEWのTVマッチでV3防衛!元日挑戦へ世羅りさが決起!
レジーナ王者・志田光(34)が、9日(日本時間10日)に放送された米AEWのテレビマッチ「ランペイジ」(7日=テキサス州シーダーパーク・HEBセンターで収録)でザ・バニー(35)の挑戦を退け、3度目の防衛に成功。王者としての越年も決まり、WAVEの元日決戦(新宿FACE)で予定されるV4防衛戦へ仁王立ちした。
志田は8・14新宿FACE大会で鈴季すず(プロミネンス)を倒して同王座2度目の戴冠を果たすと「日米マットでの防衛戦」を公約。8・24米クリーブランド大会でかつての師匠でもあるさくらえみと対戦して初防衛。11・6後楽園ホール大会では、35人参加の挑戦者決定バトルを勝ち抜いた宮崎有妃も撃退。V2防衛でWAVEの“代理エース“の座を確立した。
前回の米国防衛戦はダークマッチのユーチューブ配信だった。だが今回はカナダ出身のバニーが挑戦の名乗りを上げ、テレビマッチにステップアップ。レジーナ王座の存在を全米にアピールする最高の舞台が整った。
バニーはキャリア17年のベテランで、初代TBS王者のジェイド・カーギルにも挑戦している。タイトル戦は挑戦者の執拗な攻撃に苦しめられたが、最後はKATANA(回転膝蹴り)を繰り出して3カウントを奪った。試合後はAEW女子王者のジェイミー・ヘイターが姿を見せ、視殺戦の火花が散った。AEW女子王座はかつて1年間保持したことがあり、再戴冠を見据える志田にとってヘイターとの抗争は望むところだ。
同テレビマッチでは、ジョン・モクスリーに一騎打ちを挑んだ竹下幸之介と競演。「日本人2人が試合をすることができたのも快挙。AEWでも日本でも頑張っていきたい」と、日米での“二刀流ファイト“に自信を見せた。
この日はWAVEの横浜・ラジアントホール大会で、レジーナ王座の次期挑戦者を決める「NEXTトーナメント」(8選手参加)が開幕。志田にリベンジを期す前王者のすずは、倉垣翼にハヤブサ直伝ファルコンアローを浴びて敗退。世羅りさと高瀬みゆきの初一騎打ちは、世羅が横十字固めを決めた。孤伯は桜井裕子をダブルアームTで仕留めて1回戦を突破した。連覇を狙う青木いつ希は優宇と10分ドローの痛み分けとなったが、キャリアの浅い選手の勝者扱いというルールで4強戦に進出した。
準決勝(18日・2AWスクエア)は世羅-青木、孤伯-倉垣の組み合わせで行われ、勝者が22日の新宿FACE大会で挑戦者決定戦を争う。世羅が挑戦権を獲得すれば、元日決戦はアイスリボンの18年12月31日の後楽園ホール大会以来5年ぶり3度目(1勝1敗)の“師弟一騎打ち“が実現する。
またDUAL SHOCK WAVEトーナメント(4チーム参加)も開幕。1回戦は旧姓・広田さくら&梅咲遥が川畑梨瑚&関口翔を下した。2回戦(18日・2AWスクエア)はチェリー&米山香織と対戦する。