亀田興毅氏、自身がスパーリング拒否された重岡の強打に驚き「これはエグい。やらんで正解」

 亀田興毅ファウンダーが持つドラムミットに強烈なボディを打ち込む重岡銀次朗(右)=撮影・三好信也
 重岡銀次朗の強烈なボディーブローをミットで受け終え「スパーリングパートナーしなくて良かったかも」と話す亀田興毅ファウンダー(左)=撮影・三好信也
 亀田興毅ファウンダー(左)とのスパーリングを拒否し、浮かない表情の重岡銀次朗
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 「ボクシング・IBF世界ミニマム級タイトルマッチ」(1月6日、エディオンアリーナ大阪)

 王者のダニエル・バラダレス(28)=メキシコ=に挑戦する同級5位の重岡銀次朗(28)=ワタナベ=が公開練習を行った。

 重岡は、前日にこの興行を主催する3150ファイトのファウンダーである元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏とスパーリングを行うと告知されたが、直後にツイッターで「全くなにも聞いてないし、世界戦前にやることじゃない」となどと拒否する考えを示していた。この日は両者が開始時間を約10分過ぎるまで話し合い、最終的に重岡は「いつも通りの練習をやる」と拒否。興毅ファウンダーは短時間のミット打ちなどで練習に付き合う形となった。

 重岡は同門のバンタム級選手と5回のスパーリングを行い、左ストレートで相手をのけぞらせるなど、鋭い踏み込みから強打を次々をヒットさせて優位に展開。その後、興毅ファウンダーが持つドラムミットに強打をたたき込んだ。「本当の怪物」と重岡の才能を高く評価している興毅ファウンダーは「これはエグい。こんなん入ったら相手死ぬで」と肌で感じたパンチ力にビックリ。「やらんで正解やわ」と、スパーリングを行わなかったことに胸をなで下ろしていた。

 重岡は9戦目で初の世界挑戦。30戦と経験豊富な王者を「多分強いだろうと思いますけど、負けるような相手ではない」といい、「しっかり倒して勝つことだけ意識して残り3週間を頑張ろうと思います」とKOでの王座奪取に意欲。具志堅用高の持つ世界戦13度防衛の日本記録更新を目標としているが、「まだ現実的じゃない。目の前の一戦一戦を集中して勝つことが大事」と話した。

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