国本陸 3-0判定で日本ミドル級王座初防衛 「ムトウガール」も際どい衣装でお披露目
「ボクシング・日本ミドル級タイトルマッチ」(18日、住吉区民センター)
王者の国本陸(25)=六島=が3-0(96-94、97-93×2)の判定で同級1位のワチュク・ナァツ(25)=マーベラス=を退けて、初防衛に成功した。次戦は来春のチャンピオンカーニバルで2度目の防衛戦に臨むことが有力となっている。
王者として迎える初めてのリングで国本が成長を証明した。ナイジェリアの父を持つナァツの連打に慌てることなく、ガードを崩さず打ち終わりに強打を返した。5回終了時の公開採点では2-1と僅差だったが、相手の動きが落ちた後半にポイントを連取。明白な判定で初防衛に成功。「トレーナーの指示に従い、ムキにならずに戦えた」と冷静さを勝因に挙げた。
今回の興行では11月末にコンテストにより決定した「ムトウガール」がリングガールとしてお披露目された。メインイベントなる国本の防衛戦は「初代ムトウガール」に輝いたビキニフィットネス全国準VのRENAが務めた。フルラウンドの戦いとなったこともあり、黒基調の際どいミニスカ衣装のRENAが9度も登場。会場も沸いた。国本は「僕はKOを狙うと言っても、いつも判定になりますね」と苦笑いした。
次戦はチャンピオンカーニバルでの2度目の防衛戦が有力。4月の決定戦で判定勝ちした同級2位・酒井幹生(角海老宝石)との再戦の可能性もあるが、「次は倒して勝ちたい」と力を込めた。さらに「来年は竹迫さんか能嶋さんとやりたい」と東洋太平洋王者・竹迫司登(ワールドスポーツ)、WBOアジア・パシフィック同級王者・能嶋宏弥(薬師寺)との対戦も望んだ。
戦績は国本が8戦7勝(2KO)1敗。ナァツが13戦7勝(3KO)4敗2分け。