村田諒太、ゴロフキン戦見返し「悩ましい進退」「現役は影響力を保ついいツール」
ボクシングの元WBA世界ミドル級王者の村田諒太(36)=帝拳=が23日、都内のWOWOWで「エキサイトマッチ~世界プロボクシング2022年総集編」(26日午後9時、WOWOWライブで放送)の収録に出席。注目される去就については具体的には明かさず、悩める胸中を語った。
同番組では22年に放送した試合をランキング形式で振り返り、村田の直近の試合である4月9日のゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)とのWBA・IBF世界ミドル級王座統一戦もランクイン。番組内で村田は数日前にこの試合を見返したといい、「悩ましい進退を抱えていますね。いろいろな感情がわきました。このまま終わっていいんだろうかとか」と複雑な表情を浮かべた。
その後の報道陣との取材でも「思ったより通用しているとか、もっと自信もってやればいいとか、なるほどなって。いろいろ感じましたね。悔しいなとか、もっとできるとか、このまま辞めちまうのはもったいないとか、そういうのは生まれますよね。(現役を)やるかやらないかは別として」との思いを抱いたと吐露。その一方で、「新しいチャレンジもしてみたいですね。いろんなものが社会で変わってきている。どちらかというと独占からシェアへ。ボクサーであること、現役であることは、広める側としては強い。そういった影響力を保つためにはいいツールだなと思う。そう思うと悩ましくはなる」と現役であることの重要性も口にした。