亀田和毅 井上尚弥に「勝つ自信ある」亀田家故郷に新ジム 移籍会見で決意表明
ボクシングの元世界2階級王者でWBA世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(31)が27日、大阪市西成区に「TMK GYM」を新設し、移籍会見を開いた。西成は兄興毅氏(36)、大毅氏(33)とともに3兄弟世界王者となった亀田家の故郷。和毅は「この新しいジムで来年、世界チャンピオンに返り咲く」と決意表明した。
スーパーバンタム級は、バンタム級で世界4団体統一を果たした井上尚弥(大橋)が来年、階級を上げてくる。和毅は13日、尚弥が11回KO勝利した統一戦を会場で観戦。「一言で言えばすごい」と強さを目の当たりにした。
一方で「ボクシングは一つ階級を上げるだけで変わる。スーパーバンタムに上げて、今までのパワーを発揮できるかは分からない。もちろん(対戦が)実現すれば勝つ自信はある」と言い切った。来年、ベルトを奪取した上で「井上選手と統一戦に持っていければいい」と戦略を描いた。
同ジムは、元協栄ジム会長の金平桂一郎氏(57)が関西に拠点を移し会長に就任。「亀田和毅を世界チャンピオンにするべく、大阪に移り住み、結束して頑張っていく」と新会長も心機一転、尽力する。