“ポスト天心”龍聖が“皇治に勝った”ダウサコンを秒殺「猪木さんの闘魂引き継ぐ」
「INOKI BOM-BA-YE×巌流島」(28日、両国国技館)
10月1日に死去した元プロレスラー、元参院議員のアントニオ猪木さんの追悼興行が開催され、異種格闘技戦のパイオニアである猪木さんのゆかりの選手らが競技、団体の壁を越えて参戦した。
第1試合ではキックボクシングKNOCK OUTフェザー級王者の龍聖(TRY HARD GYM)がムエタイのダウサコンBANG BANG GYM(タイ)とロープや金網などの囲むものがない試合場でオープンフィンガーグローブを使用する寝技ありの巌流島ルールで対戦し、1回KO勝ちした。
13勝(10KO)無敗の戦績を残し、ポスト那須川天心の最有力候補と呼ばれる21歳の龍聖。ダウサコンは5月に元K-1で現在はRIZINで活動する皇治と対戦し、一度は判定勝ちしたものの、後に判定負けに訂正された苦い経験がある実力者。龍聖は序盤からスピードあふれる左ジャブ、ローキックなどを次々繰り出して優位に試合を展開。最後は開始30秒過ぎ、コンビネーションからの左ボディーでもん絶させてストップを呼んだ。
おじの影響で幼い頃から猪木さんの異種格闘技戦を見ていたという龍聖は「大人になって、この舞台で試合をさせてもらえるのは感慨深い」と喜び、「猪木さんの闘魂を引き継いで、これからも頑張っていきたい」と誓った。