チーム200キロがOZタッグ王座獲得!アジャコングは16年間所属したOZに惜別!

 「プロレス・OZアカデミー」(30日、後楽園ホール)

 OZタッグ選手権は橋本千紘&優宇の“チーム200キロ”が松本浩代&山下りなの王者組を破り、第36代王座に就いた。橋本は初戴冠で優宇は2度目。優宇はスターダムの両国国技館大会(29日)で高橋奈七永とゴッデス王座を獲得しており、連日の戴冠劇。EVEインターナショナル王座と合わせて3冠王になった。松本組はV4防衛に失敗し、1年間保持したベルトを手放した。

 両チームはスケールの大きい肉弾戦で互角の戦いを繰り広げた。仙台女子のタッグ王座に2度就いた実績もあるチーム200キロは、終盤に主導権を握ると山下に集中攻撃。2人がかりの急降下ボディープレスから優宇がラストライドで山下を爆殺した。

 新王者組には、加藤園子&水波綾のH2Dが挑戦の名乗りを上げた。両軍は8・21後楽園ホールで開催された次期挑戦者決定トーナメント決勝で対決。その際はH2Dが勝利しており、新王者チームも再決着戦を承諾。初防衛戦は、3・12新宿FACE大会で行われることが決まった。

 この日はアジャコングがOZ所属ラスト試合に臨んだ。アジャは井上京子、ラム会長とトリオを組んで倉垣翼、関口翔、梅咲遥組と対戦。試合は京子が関口をナイアガラドライバーで圧殺してアジャ組に凱歌が上がった。

 アジャはOZが団体化へ動いた2006年10月に入団。07年3月には初代無差別級王者になった。16年2カ月所属した団体を離れ、今後はゼロワンが管轄する超花火プロレスの選手&社長として幅を広げた活動をしていく意向だ。「引退する訳じゃないから感傷的なものはない。OZもオファーがあれば出る。元日にも試合があるし、感傷にひたっている暇はない。地方にもどんどん進出していろんなものを吸収して花を咲かせたい。OZも老舗として頑張ってほしい」と述べた。

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