谷口将隆に挑むジェルサエム あこがれのボクサーはあの元世界王者「相手が大きくても勝つ」
「ボクシング・WBO世界ミニマム級タイトルマッチ」(6日、エディオンアリーナ大阪)
王者・谷口将隆(28)=ワタナベ=に挑戦する同級2位のメルビン・ジェルサエム(28)=フィリピン=が4日、大阪市西成区のKWORLD3ジムで練習を公開した。
当初2日に来日する予定が、マニラ空港での管制トラブルの影響で搭乗機が出発できず、3日夜にようやく大阪入り。世界戦としては珍しい試合直前の移動となり、コンディションも心配されるが、「影響はない」ときっぱり。「11月末から3週間、愛知県で合宿をして日本の寒さにも適応できている」と強調した。
谷口については「タイミングが良い。すごく良いボクサー」と印象を語る。「当日のリングを見てください」と戦略に関しては多くは語らなかった。
あこがれのボクサーにはミニマム級で4団体を制覇した高山勝成(石田)の名前を挙げた。フィリピン合宿中の高山と練習をしたことがあるといい「体は小さいのに強い。相手が大きくても勝つスタイルが好き」と語った。
17年1月には敵地でWBC世界ミニマム級王者のワンヘン・ミナヨーティン(タイ)に1-2の判定負け。敵地での僅差判定負けだけに「自分が勝っていたと言ってくれる人が多かったけど、もっと頑張らないといけないと思った。あの時より強くなった」と自信を見せた。
戦績は谷口が19戦16勝(11KO)3敗。ジェルサエムは21戦19勝(11KO)2敗。