ボクシング元世界２階級王者でＷＢＡ世界スーパーバンタム級２位の亀田和毅（３１）＝ＴＭＫ＝が４日、大阪市内の所属ジムで会見。２月２５日にＡＴＣホールで同級１３位のルイス・カスティージョ（２６）＝メキシコ＝と５６キロ契約１０回戦を行うことを発表した。

　ＴＲＹＢＯＸ平成西山ジムから移籍後初戦。相手が３０勝（２０ＫＯ）４敗の世界ランカーに決まり「ＫＯ負けがないファイター。圧倒したい」と誓った。

　その先には世界挑戦を描く。和毅は２１年１２月にＷＢＡ王座の挑戦者決定戦に勝利しており、陣営はこの権利を行使する考え。ＩＢＦとの統一王者であるムロジョン・アフマダリエフ（ウズベキスタン）はマーロン・タパレス（フィリピン）との防衛戦が濃厚となっているため、その勝者に挑む予定だ。

　井上尚弥（大橋）が参戦表明で注目が高まるスーパーバンタム級。「井上チャンピオンがどうするのか分からないが、俺は準備を進めていく」。将来的な対戦も視野に和毅は王座奪取に集中する。