東京女子が3・18有明コロシアムに初進出!坂崎ユカと瑞希の女王決戦で10周年起爆!
10周年イヤーを迎えた東京女子が3月18日、有明コロシアムに初進出してビッグマッチを開催する。メインはプリンセス・オブ・プリンセス王者の坂崎ユカが“マジカルシュガーラビッツ”のパートナーでもある瑞希の挑戦を受けて3度目の防衛戦を行う。両者のシングル対決は20年11月(TDC)の同王座戦以来2年4カ月ぶりで、戦績は王者の2勝2分け。瑞希の同王座挑戦は1年2カ月ぶり5度目で、初の頂点戴冠を目指す。
年頭の1・4後楽園ホール大会は、坂崎が山下実優とのライバル対決に凱歌を上げてV2防衛。瑞希も次期挑戦者決定バトルロイヤル(6人参加)を制して挑戦権をつかんだ。坂崎は女王の座を3度射止め、19年からは米AEWにも遠征して存在感を発揮している。瑞希は12年12月、LLPW-XでMIZUKIとしてデビュー。17年にフリーとなり、4月から瑞希に改名して東京女子にレギュラー参戦。20年11月に入団した。
坂崎とプリンセス・タッグ王座を2度戴冠。公式大会でも史上初のプリンセス・カップ連覇(19、20年)という快挙もやってのけた。頂点王座はこれまで才木玲佳(4代=Wrestle-1)を除いて山下(初、2、3代)、優宇(2代)、坂崎(3、7、11代)、中島翔子(6、10代)、辰巳リカ(8代)と初期の生え抜きメンバーが独占してきた。昨年暮れに10年選手となった外様の瑞希としては、入団3周年の戴冠劇を目指す。
東京女子は20年11月にTOKYO DOME CITY HALL、21年10月は大田区総合体育館、22年3月には両国国技館に初進出してステップアップ。今回は女子として20年ぶり有明コロシアム大会を開催する。
同会場では新日本が88年5月にプロレス初興行を開催。女子もこれまで5団体が競演した。対抗戦時代の94年5月22日に初進出したJWPは、ダイナマイト関西がアジャコングのWWWA世界王座に2度目の挑戦。尾崎魔弓はJWPに進攻する長与千種を迎撃して死闘劇を繰り広げた。TOGETHER98を開催した吉本女子Jd‘(98年12月26日)では、井上京子&下田美馬&三田英津子のネオ・レディースが堀田祐美子&豊田真奈美&井上貴子の全日本女子との禁断の対抗戦を制圧。ジャガー横田はデビル雅美と2度目の引退試合を行った。
ガイア(00年5月14日)は、長与&ライオネス飛鳥をクラッシュ2000として11年ぶり合体させ、北斗晶&デビルとの夢対決を実現させた。アルシオン(02年5月11日)は、吉田万里子&GAMI&ロッシー小川社長(現スターダムEP)のトリオが堀田&高橋奈苗(現奈七永)の全女コンビとの抗争に決起。流血の小川社長が堀田から奇跡のフォールを奪って歓声が沸き起こった。大向美智子は飛鳥を破って涙のクイーン戴冠を果たした。
堀田のZ-SPIRITSがアルシオンを吸収して誕生したAtoZ(03年9月13日)では、藤田愛と引退試合を行った下田が新団体の取締役エージェント・マネジャーに就任。メインは中西百重&AKINOが堀田&吉田と激突した。しかしA(アルシオン)とZ(全女)はかみ合わぬまま06年に崩壊した。20年の歳月を経て、この5団体とも解散している。同会場で10周年の歴史を刻む東京女子には、新たなジャンプアップを期待したい。