下町俊貴「怖いなあ…」強敵・石井とのタイトル戦へ超弱気…4・26日本Sバンタム級王座決定戦
ボクシングの日本スーパーバンタム級3位・下町俊貴(26)=グリーンツダ=が6日、大阪市内で初の同級タイトル戦に向け会見した。4月26日、後楽園ホールで同級1位・石井渡士也(22)=IBA=と王座決定戦に臨む。戦績は下町が16勝(11KO)1敗2分け、石井が6勝(4KO)1敗1分け。
2017年に全日本新人王MVPに輝いたホープにようやくチャンスが巡ってきた。「長かった。一発でしっかりものにできるように」と意気込んだ。
相手はアマチュアエリート。高校総体準優勝の実績があり、前世界バンタム級4団体王者の井上尚弥(大橋)、元WBO世界フライ級王者の中谷潤人(M・T)らのスパーリング相手として知られ、センス、技量ともにハイレベルだ。
下町は「怖いなあ。やられる展開をばかり考える」と、いつも通り!?ネガティブ発言を連発。自身を奮い立たせるように「若くて勢いはあるけど僕の方が戦績もあり長いので積み上げてきたものを無駄にしないように頑張りたい」と語った。
井上尚弥が転級し、注目される階級で存在感を見せたいところ。「相手が評判のいい選手なので勝てば自然とアピールできる。チャンスがあれば倒したい。自分の方が身長があるのを生かしたい」と、179センチの自身より17センチも小さい相手を体格差で圧倒する考えだ。本石昌也会長も「スーパーバンタム級で179センチ、サウスポーはありえない。規格外で脅威になる。下町にとってはいつも通りの戦いだけど石井は対策に追われるのでないか」と、自信を口にした。