「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ７」（１９日、幕張メッセ）

　第３０試合のフェザー級６２キロ以下の対戦で、ＲＩＺＩＮ３連勝のＹＵＳＨＩとこめおが対戦。ＹＵＳＨＩが人気料理人格闘家のこめおを、延長戦で右膝蹴りを決めＫＯ勝ちを奪った。こめおは起き上がれず、担架で運ばれた。

　こめおは６回目の出場。１ラウンドは互角の戦いで５人全員ドロー判定。延長戦に入り、両者パンチの応酬後、ＹＵＳＨＩが右膝の蹴りを腹部みぞおち付近に決め、ＲＩＺＩＮのプライドを守った。「１ラウンド１分で決められず、申し訳ありません。今回のテーマはもん絶か気絶かで、もん絶で倒せたのでよかった」。笑顔でマイクを握った。

　過去にはスパーリングで相対した経験のある両者。こめおが左ハイキックでダウンさせたと言い切り舌戦を繰り広げていた。ＹＵＳＨＩは「倒れていない」と否定するなど、火花を散らしていた両者だが、蹴りで決着させた。

　右手を骨折し状態が危ぶまれた。前日の会見で、こめおはＹＵＳＨＩに骨折した右手の状態を気にし「腕の怪我、治ったの？」と質問。ＹＵＳＨＩは「治った。ばっちり」と返答。こめおの「まあ、ＲＩＺＩＮの選手がここで負けたら２度とＲＩＺＩＮの舞台にも立てないと思うので、ここでしっかり叩きのめしてＲＩＺＩＮの舞台を目指してここで実力を証明したいと思います」との言葉に発奮し、勝利につなげた。