日本ミドル級王者・国本は前韓国王者戦へ「KOで勝つ」 元大阪府警・井上「5戦で世界」六島ジム興行発表
ボクシングの六島ジムは20日、住吉区民センターで4月16日に行う興行を発表した。メインは日本ミドル級王者の国本陸(六島)で前韓国同級王者と74キロ契約8回戦を行う。同級は日本では対戦相手が少なく防衛戦ではなくノンタイトル戦。「しっかりKOで勝って今年はアジア・パシフィック、東洋太平洋を狙っていく」と2冠に照準を合わせ、KO勝利を宣言した。
同級は日本では元世界王者の村田諒太(帝拳)を除けば、同級東洋太平洋王者の竹迫司登(ワールド)が君臨。国本も21年に1回KO負けしており、雪辱機会を狙っていく。「国内で竹迫さん以外のボクサーには負けられない。竹迫さん以外には全部勝つ」と、意気込んだ。
セミは日本スーパーバンタム級7位のデカナルド闘凜生(トゥーリオ)=六島=が坂本佳郎(本多)と8回戦。「『デカナルド』は関西弁で『ビッグになる』」と、今年は日本タイトルを目指す。
高校2冠で元警察官の井上彪(六島)はライトフライ級8回戦で東洋太平洋同級12位のオーリー・シルベストレ(フィリピン)の対戦。大阪府警から異例の挑戦で昨年デビューし2戦連続TKO勝利。高校2年時にはアマ13冠の堤駿斗(志成)を破り優勝した逸材は「今年中にランキングひと桁に入り、5戦で世界」と、元世界3階級王者の田中恒成(畑中)に並ぶ日本最速世界奪取をぶち上げた。