村田諒太、事実上の引退表明 五輪金、プロ世界王者
日本人で初めてボクシングの五輪、プロの両方で頂点に立った村田諒太(37)が22日、ゲンナジー・ゴロフキンに敗れた昨年4月の世界戦について「僕の中では最後と思っている。まだ発表できていないだけの話で、個人的にはそう思っている」と事実上の引退を表明した。ゴロフキン戦でWBAミドル級スーパー王座から陥落した。
奈良県出身の村田は南京都高から東洋大に進学。東洋大職員で出場した2011年世界選手権で銀メダル、12年ロンドン五輪で同競技の日本人48年ぶり2人目の金メダルに輝いた。13年8月にプロデビュー。17年10月にアッサン・エンダムとの再戦にTKO勝ちしてWBA王者となった。