亀田和毅 世界前哨戦で5回TKO勝ち「日本人対決実現するため」今秋にもWBA王座挑戦目指す

 カスティージョ(左)を攻める亀田和毅(撮影・石井剣太郎)
 ルイス・カスティージョ(右)を攻める亀田和毅(撮影・石井剣太郎)
試合に勝利した亀田和毅(左)=ATCホール(撮影・石井剣太郎)
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 「ボクシング・10回戦」(25日、ATCホール)

 元世界2階級王者でWBA世界スーパーバンタム級2位の亀田和毅(31)=TMK GYM=が、移籍初戦で同級13位のルイス・カスティージョ(27)=メキシコ=に5回1分18秒TKO勝ち。序盤から左ボディーを有効に決め、相手にダメージが蓄積したところでレフェリーが試合を止めた。亀田和は、戦績を、43戦40勝(22KO)3敗とした。陣営は一昨年に獲得した同級王座挑戦権を行使し、次戦での世界挑戦を目指す。

 リング上で和毅は「日本人対決が実現できるように、まずWBAで王者になります」と高らかに宣言した。現在、同級はWBA・IBF王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が君臨。また、WBC・WBO王者のスティーブン・フルトン(米国)は、バンタム級4団体を制覇した井上尚弥(大橋)のターゲットとなっている。

 アフマダリエフは4月8日に米国でマーロン・タパレス(フィリピン)との指名試合を控えており、和毅は現地で視察予定。試合が終われば、陣営は勝者と交渉を開始する。

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