亀田大毅会長「全員が世界狙える」新人トリオがB級合格!政所「井上尚弥さんのような王者、その上を目指す」

 ボクシングのKWORLD3ジムが27日、所属する3選手の政所椋(まんどころ・りょう、22)、花田颯(はなだ・はやて、20)、岡朱里(おか・しゅり、18)が26日にB級テストを受検し、全員が合格したことを発表した。同日、市内のジムで会見し、元世界2階級王者・亀田大毅会長は「真剣に全員が世界を狙える」と、実力、将来性に太鼓判を押した。

 “大毅チルドレン1期生”となる黄金の新人トリオはいずれもアマチュア実績は文句なし。「3人ですから!!」と3兄弟で世界王者になった会長らしく、育成にも力が入る。

 政所は大阪府出身で奈良・王寺工から東洋大に進学。高校3年時に選抜ライトフライ級で2位、大学4年時に国体でバンタム級優勝するなどアマ戦績56勝16敗。

 花田は埼玉県出身で埼玉・秀明英光高から日大に進学。高校1年時に選抜フライ級3位などアマ戦績は62勝17敗。大学を中退しトレーナーの兄・誠氏とともにプロに挑む。

 岡は岡山県出身で東京・目黒日大高卒業。高校2年時に選抜フライ級2位、アンダージュニア5冠を誇り、アマ戦績は71勝6敗。

 3人は4月にもプロデビューを予定。会長は「政所はこの3人でエース。刈り取りに行くスタイルで面白い。花田はライトフライだけどライト級くらいにパンチ力がある。(岡は)実績がもうすごい」と褒めちぎった。

 3人は長兄・亀田興毅ファウンダーがプロデュースする興行「3150ファイト」に出場し、看板選手となり、世界に駆け上がる目標を胸にプロ転向を決めた。

 政所は兄・仁がRIZINを主戦場にするファイター。自身も中学までキックボクサーの実力者だったが、いとこで三迫ジムに所属する馬場龍成に誘われ高校からボクシングに打ち込んだ。格闘一族で育った22歳は「追い詰めて倒す、パワフルさが売り。(前世界バンタム級4団体王者で大橋ジムの)井上尚弥さんのような王者、そしてその上を目指したい」と意気込んだ。

 花田は「亀田さんに声をかけていただいて、一番華があって頑張れる環境と思った。3150ファイトで活躍して世界王者になりたい」と夢を描いた。

 岡は「中距離でカウンターを狙うのが持ち味。足の動きとかが独特なので見ている人は面白いと思う」と、アピールした。

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