ボクシング元世界王者・高山勝成が高校公民の教員免許取得へ “元世界チャンプ先生”に前進

 ボクシングのミニマム級元世界主要4団体王者、高山勝成(39)=寝屋川石田=が、今月31日に大阪府の高校公民の教員免許を取得する見込みであることが9日、明らかになった。来年以降に異例の“元世界チャンプ先生”として教育現場に立つことを目指し、「自分の経験を子どもの学びと発見につなげられたら」と話している。

 中学時代にボクシングを始めた高山は、競技生活と並行して30歳で愛知県の菊華高に進学。33歳で系列の名古屋産大に進学した。21年春に37歳で卒業し、昨年は教員免許のための単位を取得した。

 競技では、東京五輪を目指してアマに転向したが、夢には届かずプロに再転向。21年5月に米国で2階級制覇を目指してWBO世界ライトフライ級王座に挑み、敗れていた。

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