東洋太平洋王者の桑原拓が1回51秒TKOでメキシコ王者に秒殺快勝「世界目指して突っ走っていきたい」
プロボクシングの第98回フェニックス・バトルが14日、後楽園ホールで行われ、東洋太平洋フライ級王者の桑原拓(23)=大橋=が同級メキシコ王者のホセ・リバスにわずか1回51秒TKOで完勝した。
昨年10月に王座を奪った桑原が貫禄をみせた。30秒に左フックでダウンを奪い、立ち上がった相手にまた左フックを決め2度目のダウン。リバスは起き上がれなかった。
WBAフライ級6位、WBC10位、IBF11位と世界ランカーとして名を連ねる桑原。初めてのメキシコ選手との戦いで秒殺も「もうちょっと、メキシコを感じる前に終わってしまいました」と物足りない様子。それでも「チャンピオンとして初めての試合なので、成果を出せるようにと、仕留められてよかった。次のステージにいくために、勝っていきたい。このまま世界を目指して突っ走っていきたいです」と目標を前向きに話した。