日本プロボクシング協会 袴田支援委員会 検察に特別抗告しないよう弁護士会館前で訴え
日本プロボクシング協会の袴田厳支援委員会は(新田渉世新田ジム会長)は15日、再審開始が3月13日に認められた袴田厳さん(87)に対して検察に特別抗告を行わないように東京・霞が関の日本弁護士連合会館前でアピール活動を行った。
1966年の「袴田事件」で袴田さんは強盗放火殺人の罪で逮捕(起訴)され、1980年に袴田氏の死刑が確定したが、今年の3月13日、東京高裁は、捜査機関の証拠書類のねつ造の可能性を指摘するなど、14年の静岡地裁の再審開始決定を支持し、再審を認める判決を下していた。
元WBAスーパーフライ級王者の飯田覚士さんは「特別抗告はあり得ないと思っています。検察の方が理念に則っとった行動していただきたい。ボクシングで言えばクリーンファイトをしてもらいたい」と訴えた。
抗告した場合、再審が伸びる可能性もある。袴田厳さんは87歳と高齢もあり新田会長(55)は「時間がない。すぐに再審をしてほしい」と訴えた。